公開日 2022.06.13
最終更新日 2023.09.13
LTE対応パソコンとは?
LTE対応(内蔵)パソコンとは、スマホ等で使われているSIMカードを内蔵できるようになっているパソコンの事です。
主にノート型パソコンに搭載されており、Wi-Fiやモバイルルーターがなくても、単体でインターネットに接続できる高い利便性があります。
通信は携帯電話と同じLTE回線(いわゆる4G/5G)を使い、ネットワークに接続します。
一度設定されれば、携帯電話の電波が入るところならどこでもパソコンを起動すればすぐにネット接続されるというメリットがあります。
また、無料サービスWiFiの場合はそのセキュリティが心配であるし、持ち運びのモバイルWiFiにおいては持ち歩く煩わしさ(軽くはあるが)とバッテリー消費の心配があります。しかし、LTE対応(内蔵)パソコンの場合はその心配が無用というメリットもあります。
職場にとらわれないテレワークにおいて、このメリットは非常に有効で親和性も高いため多くのテレワーカーに受け入れられているようです。
なぜLTE対応パソコンがテレワークに受け入れられているか
セキュリティ
「テレワークを行って会社のシステムにアクセスする」これはテレワークにおいて日常茶飯事の事ですが、一番の問題はセキュリティではないでしょうか。
LTE通信に関しては、簡単に傍受されない強固なセキュリティで保護されており、確実に安全なWiFiスポット以外では、常時LTE接続にしておけば安全性が保たれるといえます。
システム環境等のポリシー次第ですが、VPNを使ってアクセスできる環境や、機密にかからないデータの保管をクライドに置いて運用するツール等を整備した環境が整っているのならなおさらでしょう。
作業においては、タブレットやスマホよりもパソコンを使用するのが効率的なのは間違いないので
例えば、会社のクラウドストレージにあるデータを外出先から修正しようとした場合、LTE対応パソコンを使えばWi-Fiや有線LANの有無を問わず迅速にかつ安全に作業を行うことが出来ます。
常時性
最近ではクラウドを利用したアプリ(Office 365など)が多く、作業にはネット環境は必須です。
パソコンを立ち上げて、デザリングしたりモバイルWiFiを繋げたりするよりも、パソコンを立ち上げたら既にネットワークに繋がっているというのは作業効率的にも精神的にも有用なのは明白ですね。
設定のしやすさ
いざLTE対応パソコンにSIMカードを挿入して、最初の設定をする。ちょっと難しいかもと思われるかもしれませんが、大手キャリアはもちろん、MVNOでもある程度利用数の多いキャリアは既にパソコン側でAPN設定が組み込まれており、SIMを挿すだけで設定が終了しネットワークに繋げることが出来ます。
組み込まれていないAPN設定のSIMカードの場合でも、SIMの設定資料や公式のサイトから設定情報を得ればそう難しくない設定を行うことによりネットワークに繋げることができます。
(詳しくはこちら→「APN設定の方法」)
また、e-TAMAYAではAPN設定済みでお届けしているので手元に届いたその時からネットワークに繋がります。
注意しなければならない事
LTE対応パソコンとSIMカードが対応しているかの確認は、必ず行ってください。「せっかく用意したのに、繋がらない。」なんてことにならないように、事前にしっかりと確認することが重要です。
❶ SIMカードのサイズ
SIMカードには様々なサイズが存在します。
LTE対応パソコンの対応SIMサイズがどのタイプかは仕様書等に記載されているので確認してください。
どのSIMを選べばいいか判らない、挿入が心配という方にはSIMオプションで通信容量をお選びいただければ、ぴったりのSIMをPCにセットした状態でお届け致します。
❷ SIMカードに対してLTE対応機器が動作確認済み機器か
SIMカードによっては、使用するLTE対応パソコンが動作するかどうかの確認を行いましょう。
確認方法は、利用するSIMカードのキャリアが公開する「動作確認済み端末検索」において動作確認済みと登録されているか。もし、不明な場合はキャリアのサポート等にお問合せ下さい。
まとめ
働き方改革やクラウドの普及によって、テレワークや外出先でのクラウドワークなど、ますますネットワーク接続での作業の効率化が進んできます。
そんな中、セキュリティにおいても利便性においても有用なLTE機能が搭載されたノートパソコンや2-in-1デバイスは今後ますます求められていくのではないでしょうか。