「USB4」とは? 今までのUSB規格とどう違う?

「USB4」とは? 今までのUSB規格とどう違う?

公開日 2023.05.10

最終更新日 2024.07.02

パソコンレンタル タマみちゃん

最近、インターフェースにUSB4って書いてある機種が出てきたけど、どこが変わったの?

USBの規格っていろいろあって分かりにくいかよね~。

今までのUSB規格となにが違うか説明するね。

パソコンレンタル タマちゃん
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お願い!タマちゃん

今までのUSBの規格をおさらいするよ

USBとは、Universal Serial Bus(ユニバーサル シリアル バス)の略字で、パソコンと周辺機器の接続として最も普及した規格です。
1996年最初の「USB 1.0」が発表されてから何度もバージョンアップされて、その形状もType-AやTypeBなど様々でした。しかし最近では形状をTypeCというコネクターの形状で統一されつつあります。 そしてそのコネクターを通して送られる高速通信の規格が「USB 3.2(Gen1)」や「Thunderbolt3」そして今回の「USB4」となるのです。

では「USB4」とは?

❶ 名称が変わったよ

従来の高速通信規格の名称は「USB 3.2」のように数字の前にスペースが入ったり、3.〇のように「.」以降の数字がありましたが、「USB4」に関してはそのルールが適用されていません。
これは従来の規格と明確に異なることと、3.〇の時のようにバージョンアップ時の混乱を避けるためだそうです。

❷ 仕様が変わったよ

「USB4」は、データ転送速度の向上、高速充電を可能にする電源供給、映像出力などが可能になり、形状も「USB Type-C」に完全に統一されました。
次の章で具体的に変わった点を紹介していきます。

「USB4」の仕様

❶ データ転送速度の向上

「USB4」のデータ転送速度は、最大40Gbps(理論値)に大幅にアップしました。
最大40Gbps(理論値)とは、4K動画や高画質な画像といった大容量のデータもスムーズに転送が可能となる転送速度なのです。
しかし、ケーブルの種類や接続機器の対応状況によって、転送速度が最大20Gbpsの「シングルレーン」、40Gbpsの「デュアルレーン」の2種類の動作があるので注意が必要です。

40Gbpsという転送速度を出す条件は、ケーブル、接続側もUSB4のデュアルレーンに対応していることが必須です。

❷ 急速充電や映像出力に対応

USB4はUSB Type-Cに対応した給電規格であるUSB PD(Power Delivery)規格にも対応しており給電と受電を入れ替えることが可能です。
接続機器がUSB PDに対応していれば、理論上従来の20倍高速充電が行えます。
またデータの転送や給電以外にも今まで行えなかった、映像出力が可能となりました。

❸ 互換性が向上

上位の規格が下位の規格に合わせて使える後方互換性があるため、USB 3.2やUSB 2.0などにしか対応していなかった古いデバイスでもUSB Type-Cポートがあれば使用可能になりました。ただし、データの転送速度などの機能面は古い規格に依存します。

まとめ

「USB4」の誕生は、性能の向上はもちろんですが、USBの形状の違いによる戸惑いを解消し、「Type-C」形状への統一化を実現する事になりました。
2020年以降に発売されたIntelやMicrosoftの製品や、2020年11月以降に発売されたAppleのMacBookやiPadから対応しており、今後ますますあらゆる周辺機器に標準搭載されていくと思われます。
また、混同されがちな「thunderbolt4」との違いはまた別の記事で詳しく説明していきますね。

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